野馬土手保存林

「南柏特別保存地区・松ヶ丘特別保存地区」

 千葉県の「特別保存地区」指定を受ける史跡です。松ヶ丘1丁目と柏市の境に、幅15m長

さ約400m、高さ3mもある二重の土手が続きます。江戸幕府が1614年(慶長19年)に直

轄で設けた
小金牧の遺構で野馬土手と呼ばれています。別名「野馬除土手」とも「野馬堀」と

も言われております。放牧された馬が出られないように、また、馬を害する狼や野犬などを防

ぐために造られました。土手全体がケヤキ、クヌギ、カシなど大木の樹叢を形成しています。

 北総地域(千葉県の北部)には今も野馬土手が各所に残って居りますが、松ヶ丘のものが

最も保存状態がよいとされています。野馬土手の保存指定には松ヶ丘自治会員有志による、

保存運動が与かって力があったからです。野馬土手保存林は周辺の方々には、落葉などで

苦労を掛ける事もありますが、松ヶ丘の貴重な緑のオアシスとなっております。


野馬土手、二重になっている

野馬土手保存林

野馬土手と保存林の案内

正面が野馬土手保存林





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